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「アクアの車検はいくらですか」と検索すると、6万円台から17万円まで、まったく違う金額が出てきます。どれも間違いではありません。車検費用の一部は誰が受けても同じ確定額で、残りは車の状態と依頼先で大きく変わるからです。
この記事では、まず確定している部分を円単位でお伝えします。そのうえで、変わる部分をどう読むかを説明します。
ここが分かると、見積書を見たときに「この金額のどこが高いのか」が自分で判断できます。
※本記事は2026年9月21日時点の情報です。2026年は4月に検査手数料が、11月に自賠責保険料が改定される年にあたるため、金額は必ず見積書でご確認ください。
1. 先に結論:アクアの法定費用は約34,500〜36,200円

車検費用は3つに分かれます。
| 区分 | 内容 | 依頼先で変わるか |
|---|---|---|
| 法定費用 | 自動車重量税・自賠責保険料・検査手数料(印紙代) | ほぼ変わらない |
| 車検基本料 | 点検料・検査料・代行手数料 | 大きく変わる |
| 整備費 | 部品代・交換工賃 | 大きく変わる |
アクア(自家用乗用・車両重量1.0トン超〜1.5トン以下)の法定費用は、次のとおりです。
| 項目 | 金額 |
|---|---|
| 自動車重量税(2年分) | 15,000円 |
| 自賠責保険料(24か月) | 17,650円(2026年11月1日以降は18,560円) |
| 検査手数料(印紙代) | 1,850〜2,600円(受け方による) |
| 合計 | 約34,500〜36,200円 |
この金額より大幅に安い見積書は、法定費用の計上漏れか、車検を通すだけで点検整備を含んでいない可能性があります。
総額が6万円台になるか15万円になるかを決めるのは、残りの「車検基本料」と「整備費」です。
2. 自動車重量税:アクアは15,000円

2-1. 区分は車両重量で決まります
自動車重量税は0.5トン刻みの区分で決まります。アクアは初代(NHP10/NHP10H)も2代目(MXPK系)も、全グレードが1.0トン超〜1.5トン以下の区分に入ります。
- 初代アクア:約1,050〜1,110kg
- 2代目アクア:1,080〜1,240kg(最軽量のBグレード1,080kgから、ZのE-Four 1,240kgまで)
グレードや駆動方式で重量税が変わることはありません。
2-2. 税額表(1.0トン超〜1.5トン以下・継続検査2年)
| 区分 | 2年分 |
|---|---|
| エコカー(本則税率) | 15,000円 |
| エコカー外(当分の間税率) | 24,600円 |
下2行に取り消し線を引いている理由が、この章の本題です。
2-3. アクアには「13年超で重量税が上がる」が適用されません
「13年を超えると自動車重量税が約4割上がる」という説明を見たことがあるかもしれません。これは事実ですが、対象から除外されている車があります。
13年経過・18年経過の重課の対象外とされているのは、次の車です。
- 電気自動車
- 燃料電池自動車
- プラグインハイブリッド自動車
- 天然ガス自動車
- メタノール自動車
- ガソリンハイブリッド自動車
アクアは最後の「ガソリンハイブリッド自動車」に該当します。
したがって、13年落ちのアクアでも、15年落ちのアクアでも、重量税が34,200円になることはありません。
多くの車検費用の解説記事は、この4行の表をそのまま載せています。ガソリン車の話としては正しいのですが、アクアの読者がその表を自分に当てはめると、1万円以上多く見積もることになります。
2-4. ちなみに、18年超のアクアはまだ存在しません
重量税の「18年経過」は、初度登録年月から17年10か月以後の車検が対象です。初代アクアの初度登録は、いちばん早いもので2011年12月。到達するのは2029年10月以降です。
2026年現在、18年経過区分に入るアクアは1台もありません。
2-5. 15,000円という金額の根拠
トヨタが公開しているエコカー減税対象車の一覧では、アクアの「初回継続検査等 2年(自家用)」の重量税額が 15,000円と明記されています(一部のグレードは免税で0円)。
これは1.0トン超〜1.5トン以下の本則税率と同じ金額です。
2-6. 新車から3年目の初回車検は、0円になることがあります
エコカー減税の免税・減税は、新車新規登録時と初回の継続検査時(新車から3年目の車検)に適用されます。
同じアクアでも、グレードによって扱いが分かれます。
| 令和12年度燃費基準の達成度 | 新車登録時 | 初回の継続検査(3年目) |
|---|---|---|
| 125%達成 | 免税(0円) | 0円 |
| 105%達成 | 免税(0円) | 15,000円 |
※上記は2026年5月1日から2027年4月30日までに新車新規登録した場合の区分です。それ以前に登録した車は、登録した時点の制度で決まります。
2回目以降の継続検査には、この免税はありません。 年数の経ったアクアの車検では、15,000円と考えてください。
2-7. 24,600円で計上されている場合
重量税が本則税率(15,000円)で計算されるか、当分の間税率(24,600円)になるかは、車検証の記載に基づいて判定されます。実際の車検では15,000円という例が多数を占めますが、すべてのアクアが必ず15,000円になると断定はできません。
差は9,600円です。見積書の法定費用欄で、重量税がいくらで計上されているか必ず確認してください。
2-8. 迷ったら、国土交通省のサイトで確定額が分かります
ここまで「15,000円が一般的だが断定はできない」とお伝えしてきましたが、あなたの車の金額を確定させる方法があります。
国土交通省が 「次回自動車重量税額照会サービス」 を公開しています。
車検証の車台番号と、検査を受ける予定の日を入力するだけです。エコカー減税の適用状況と経過年数の判定を反映した、次回の車検で納める重量税額が表示されます。
- 無料で、登録も不要です
- 表示されるのは、その車の確定額です
見積書の重量税に疑問があるときは、ここで照合してください。推測で悩む必要がありません。
3. 自賠責保険料:2026年11月1日に値上げされます

3-1. 13年ぶりの改定です
自賠責保険料が、2026年11月1日から全車種平均で6.2%引き上げられます。 2013年4月以来、13年ぶりの値上げです。
自家用乗用自動車(普通車・小型車)の24か月契約は、次のとおりです。
| 保険期間の開始日 | 24か月保険料 |
|---|---|
| 2026年10月31日まで | 17,650円 |
| 2026年11月1日から | 18,560円 |
差は910円です。
3-2. 「契約した日」ではなく「保険期間が始まる日」で決まります
ここを間違えやすいので、はっきり書きます。
新旧どちらの保険料になるかは、手続きをした日ではなく、保険期間の開始日で判定されます。
10月に予約や契約手続きをしても、保険期間の開始が11月1日以降であれば新しい保険料です。逆に、10月31日までに保険期間が始まる契約であれば、現行の17,650円が適用されます。
3-3. 車検を前倒しすれば17,650円で済むか
基本的には変わりません。
自賠責保険の継続契約は、いま加入している自賠責が切れる日から始まるのが通常です。車検を受ける日を早めても、新しい自賠責の開始日は動きません。
つまり17,650円で済むかどうかは、いまの自賠責(車検満了日と同じか、その少し後)が2026年10月31日までに切れるかどうかで決まります。受検日を早めても、ここは変わりません。
3-4. ただし、車検は2か月前から受けられるようになりました
自賠責とは別の話として、知っておくと役に立つ制度改正があります。
2025年4月1日から、車検は満了日の2か月前から受けられるようになりました。(それ以前は1か月前まで)
この期間内に受ければ、次回の満了日は「今回の満了日+2年」のままです。早く受けた分だけ有効期間が短くなる、ということはありません。
3月の年度末は整備工場が混み合います。2か月の余裕があるので、予約が取りやすい時期を選べます。
4. 検査手数料(印紙代):2026年4月に改定済みです

4-1. 法定費用の中で唯一、依頼先で変わります
重量税と自賠責はどこで受けても同じですが、検査手数料だけは「どういう形で車検を受けるか」で変わります。
2026年(令和8年)4月1日に、この手数料が改定されました。 それ以前に書かれた解説記事の金額は古いので注意してください。
| 受け方 | 内訳(国+自動車技術総合機構) | 合計 |
|---|---|---|
| 指定工場(民間車検場)+OSS申請 | 1,450+400 | 1,850円 |
| 指定工場(民間車検場)+窓口申請 | 1,700+400 | 2,100円 |
| 持込検査・小型自動車(認証工場・ユーザー車検) | 600+1,900 | 2,500円 |
| 持込検査・普通自動車(認証工場・ユーザー車検) | 600+2,000 | 2,600円 |
OSSは申請をオンラインで行う方式で、窓口申請より250円安く設定されています。
2026年3月31日まではこれより安く、たとえば指定工場の窓口申請は1,800円でした。改定前の金額を載せたままの解説記事が多いので、見積書と突き合わせるときは注意してください。
4-2. アクアは「小型自動車」です。ただし1つだけ例外があります
持込検査の手数料は、小型自動車(5ナンバー)と普通自動車(3ナンバー)で100円違います。
アクアは全長・全幅・排気量とも5ナンバー枠に収まっており、小型自動車(2,500円)です。
ただし、アクア クロスオーバー(型式 NHP10H)だけは違います。
クロスオーバーはフェンダーアーチモールが標準装備されたことで全幅が1,715mmとなり、5ナンバー枠の1,700mmを超えます。そのため3ナンバー登録=普通自動車(2,600円)です。アクアで唯一の3ナンバーグレードです。
※同じくオフロード風の外観を持つ「X-URBAN」は型式がNHP10のままで、全幅1,695mmの5ナンバーです。見た目が似ているので混同しやすい点です。
自分の車がどちらかは、車検証の「自動車の種別」欄で確認できます。
型式の見分け方はアクアの前期・中期・後期の違いにまとめています。
4-3. OBD検査について
2024年10月から、車検の検査項目にOBD検査(車載の電子制御装置を通信で検査する項目)が加わりました。
対象は国産車では2021年10月1日以降の新型車です。初代アクア(NHP10/NHP10H)は対象外です。
対象かどうかは、車検証の備考欄に「OBD検査対象」と記載があるかで確認できます。電子車検証の場合はICチップの読み取りで確認します。
なお、技術情報管理手数料(400円)は、OBD検査の対象外の車でも検査手数料に含まれて徴収されます。「うちの車は対象外なのに400円取られている」というものではありません。
4-4. 検査に落ちて、後日受け直す場合
検査で不適合の項目があると、限定自動車検査証が交付されます。整備してから受け直すことになりますが、このときの検査手数料は2,100円(普通・小型とも)です。
見積書の段階では計上されていない費用です。「もし落ちたら、追加でいくらかかりますか」を確認しておくと安心です。
5. 法定費用の早見表

上の3つを合計したものです。重量税15,000円、車両区分は小型自動車(クロスオーバー以外のアクア)の前提です。
2026年10月31日までに保険期間が始まる場合
| 受け方 | 重量税 | 自賠責 | 印紙代 | 合計 |
|---|---|---|---|---|
| 指定工場+OSS | 15,000 | 17,650 | 1,850 | 34,500円 |
| 指定工場+窓口 | 15,000 | 17,650 | 2,100 | 34,750円 |
| 持込(認証工場・ユーザー車検) | 15,000 | 17,650 | 2,500 | 35,150円 |
2026年11月1日以降に保険期間が始まる場合
| 受け方 | 重量税 | 自賠責 | 印紙代 | 合計 |
|---|---|---|---|---|
| 指定工場+OSS | 15,000 | 18,560 | 1,850 | 35,410円 |
| 指定工場+窓口 | 15,000 | 18,560 | 2,100 | 35,660円 |
| 持込(認証工場・ユーザー車検) | 15,000 | 18,560 | 2,500 | 36,060円 |
※クロスオーバー(NHP10H)を持込で受ける場合は、いずれも印紙代が2,600円になります。 ※重量税が24,600円で計上されている場合は、それぞれ9,600円を加えてください。
見積書の法定費用がこの表と大きく違うなら、その場で内訳を聞いてください。
6. 車検基本料:ここは比べられます

6-1. 基本料は3つの合計です
車検基本料は、おおむね次の3つで構成されます。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 24か月定期点検料 | 法定の点検項目を点検する費用 |
| 完成検査料(検査測定料) | 検査ラインでの測定・確認の費用 |
| 検査手続代行料(継続事務手数料) | 申請手続きを代行する費用 |
ディーラーの料金表では、これらが個別に記載されていることが多く、たとえば24か月定期点検23,570円、完成検査測定料11,000円、検査手続代行料11,000円といった内訳になります。
一方、車検専門店やカー用品店では「車検基本料◯◯円」と一本化されていることが多く、同じ「基本料」という言葉でも中身が違います。
6-2. 基本料には、事業者によって幅があります
各社が公開している料金表から、基本料にあたる部分を抜き出しました。
見る前に、3つだけ。
- 同じチェーンでも、店舗ごとに料金表が別です。下の表には特定の店舗のものが含まれます
- 含まれている作業が違います。金額だけを横に並べても、比較にはなりません
- 料金は改定されます。下は2026年9月時点で公開されていたものです
| 業態 | 事業者(料金表の出典) | 基本料にあたる金額 |
|---|---|---|
| 車検専門店 | ニコニコ車検 | 11,000円 |
| カー用品店 | オートバックス 高砂店 | 16,500円(車検基本点検整備料) |
| 買取・販売店 | カーチス | 20,900円〜(24か月定期点検・国産普通車) |
| 車検専門店 | ホリデー車検 | 23,430〜36,630円(基本料+検査料+事務手数料) |
| カー用品店 | イエローハット(店舗コード0135) | 28,600円(法定点検料15,400+車検基本料13,200) |
| ディーラー | トヨタカローラ愛知 | 42,240円(Bクラス・2024年7月改定価格) |
※2026年9月21日に各社の公開ページで確認した金額です。最新の金額と、お近くの店舗の料金は、必ず各社のサイトでご確認ください。
いちばん安いところと高いところで、3万円以上の開きがあります。
ただし、この順番は「お得な順」ではありません。
ディーラーの金額が高いのは、点検の範囲が広く、純正部品を使うことが前提になっているためです。逆に、いちばん安いプランに24か月点検が含まれていないこともあります。
この表から読み取ってほしいのは順位ではなく、「基本料は比べる価値がある幅で違う」ということです。
6-3. 比べるときは「何が含まれているか」を揃えてください
基本料だけを見て「A店のほうが2万円安い」と判断すると、次のような差を見落とします。
- 24か月点検が含まれているか(「車検に通すだけ」のプランには含まれないことがあります)
- 下回り洗浄・シャシ塗装が含まれているか(別料金のことも、標準のこともあります)
- 代車が無料か
- 落ちた場合の再検査費用
24か月点検は法律で定められた点検です。これを省いて車検だけ通すことは可能ですが、その場合は安いのではなく、点検をしていないだけです。見積書を比べるときは、この点を必ず揃えてください。
6-4. 複数の見積もりを取るには
車検基本料は事業者によって数万円の幅があります。法定費用は比べても意味がありませんが、基本料は比べる価値があります。
近くの工場の料金を一度に比較するなら、予約サイトを使うと手早く済みます。
車検を通す前に、見積もり条件を比較する
車検費用だけでなく、見積もりに含まれる整備内容をそろえて比較してください。
車検費用と整備内容は店舗・車両状態によって異なります。見積もり条件は申込先でご確認ください。
近隣の店舗で車検を受ける場合
楽天のサービスから探す場合
※広告(PR)
※上記は広告です。当サイトはニコニコ車検および楽天Car車検の紹介により報酬を受け取る場合があります。 ※後述の「年式別の平均総額」は、楽天Car車検が公開している実績データを出典としています。出典元と広告主が同一であることを明記しておきます。数字をご覧になる際は、この点を踏まえてご判断ください。
7. 整備費:総額を決めているのはここです

7-1. 年式が上がると、総額は確実に上がります
楽天Car車検が公開しているアクアの実績データ(2026年9月時点)では、年式別の平均総額は次のようになっています。
| 年式 | 平均総額 |
|---|---|
| 2024年式 | 59,120円 |
| 2023年式 | 65,057円 |
| 2017年式 | 75,712円 |
| 2014年式 | 91,982円 |
| (アクア全体の平均) | 65,190円 |
2014年式は2024年式の約1.56倍です。
法定費用はどの年式でもほぼ同じですから、この差はすべて整備費です。 年式が上がるほど、交換が必要な部品が増えていく、という当たり前のことが数字に出ています。
※これは平均値であり、個別の車の見積もりとは別のものです。同じ年式でも走行距離と整備履歴で大きく変わります。
7-2. 地域でも差があります
同じデータでは、都道府県別の平均総額に富山県59,200円〜新潟県73,400円の幅があります。1万4千円ほどの差です。
7-3. アクアで金額が大きく動く項目
車検の見積もりで高額になる項目のうち、アクア固有のものは次のとおりです。
| 項目 | 目安 | 詳しくは |
|---|---|---|
| 駆動用バッテリー(ハイブリッドバッテリー) | 十数万円〜 | ハイブリッドバッテリー交換費用と寿命 |
| ブレーキアクチュエータ | 十数万円 | 初代アクアの持病・故障と修理費用 |
| 補機バッテリー | 2〜4万円程度 | アクアの補機バッテリー上がり |
見積書にこれらが入っていた場合、まず確認すべきことがあります。
その修理が、リコール・改善対策・サービスキャンペーン・保証期間延長の対象になっていないか。 対象であれば無償になる場合があります。確認の手順はリコール・保証・無償修理を確認する方法にまとめています。
車検の見積もりを渡された時点で確認すれば間に合います。支払ってからでは戻せないことがあります。
7-4. 車検とは別にかかるもの
車検の見積もりには含まれませんが、毎年かかるものとして自動車税(種別割)があります。
アクアは1.0L超1.5L以下の区分で、
- 2019年9月30日以前に初回新規登録:34,500円
- 2019年10月1日以降に初回新規登録:30,500円
です。
こちらもハイブリッド車は13年超の重課の対象外なので、13年落ちのアクアでも税額は上がりません。年間の維持費を計算するときに、この点を差し引いて考える必要はありません。
8. 見積書で確認する5つのこと

見積書を受け取ったら、この順番で見てください。
① 法定費用が第5章の表と合っているか
合っていなければ、重量税の区分か、自賠責の月数か、検査手数料の想定が違います。理由を聞いてください。
② 24か月定期点検が含まれているか
含まれていない見積書は「車検に通す費用」であって「点検整備の費用」ではありません。比較対象になりません。
③ 「要交換」と「推奨」が分けられているか
車検に通すために必ず必要な整備と、予防的に勧められている整備は別のものです。見積書で分かれていない場合は、項目ごとに「これは通らないものですか」と聞いてください。
④ 高額な項目に、無償修理の対象がないか
第7章の3項目が入っていたら、必ず確認してください。
⑤ 追加整備が出た場合の連絡ルール
「追加が出たら着手前に連絡をもらえますか」と確認しておいてください。これを決めておかないと、引き渡し時に総額が数万円増えていることがあります。
9. 通すか、手放すか

9-1. 判断の材料になる数字
車検を通すかどうかを考えるとき、比べるのは次の2つです。
| 内容 | |
|---|---|
| 通す場合にかかる額 | 今回の車検総額 + 次の2年で予想される修理費 |
| 手放す場合の額 | 現在の買取額 + 次の2年でかからなくなる費用 |
「今回の車検が10万円だから高い」ではなく、「10万円払って、その先2年乗れるのか」が判断の軸です。
9-2. 手放すことを考えたほうがよい場合
次のいずれかに当てはまるなら、車検を通す前に買取額を確認する価値があります。
- 見積もりに駆動用バッテリーの交換が入っている
- 見積もりの総額が車の買取見込み額を上回っている
- 今回通しても、次の2年以内に同規模の整備が来ると説明されている
いずれも、車検を通した直後に手放すことになると、支払った車検費用がほぼ回収できません。 車検の残存期間が買取額に反映される幅は、支払った金額よりかなり小さいのが一般的です。
9-3. 迷っている場合
車検の見積もりを取った段階で、買取額も並行して確認してください。 どちらか一方だけでは比べようがありません。
見積書が手元にあるこのタイミングが、いちばん判断しやすい時期です。
契約後の条件まで確認して、売却先を決める
初めての売却で減額やキャンセル条件が不安な方は、契約条件が明示された直接取引も比較候補になります。
査定・契約は1社との直接取引です(複数社の競争にはなりません)。その代わり、契約後の減額は行わず、車両引渡しから7日間は電話1本・無料でキャンセルできると公式に宣言されています。契約金の半額当日前払いには上限50万円・時間帯・店舗などの条件があります。
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なお、すでに車検が切れている場合や、自走できない場合は、通常の買取店では引き取り自体を断られることがあります。その場合は不動車・車検切れを扱う買取に相談してください。
動かせない車・値が付きにくい車は、処分費用を払う前に買取額を確認
自走できない車や車検切れの車も、廃車の費用を払う前に買取の条件を確かめてください。査定額だけでなく、引き取りと書類手続きの条件まで比べるのがポイントです。
次に当てはまる方が対象です
- 自走できない・車検切れ・年式が古いなど、ふつうの買取店で値が付きにくい
- 保険会社と車検証の所有者に、手放してよいことを確認した
- 査定・引き取り・手続きの費用は無料と案内(一部離島を除く)
- 金額を聞いたら「考えます」と伝え、比べてから返事をして大丈夫です
申込後、電話で査定額の案内があります。電話で売却の意思を伝えると契約(成約)となり、利用規約上、申込後に契約を解除すると一律30,000円の手数料がかかります。返事は比べ終わってからにしてください。引き取りの対象地域・車両の条件、入金の時期は申込先でご確認ください。
走れる故障車・古い車・走行距離が多い車の場合
動かない車・廃車を考えている車の場合
査定は無料です。返事は比べてからで大丈夫です。
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判断の考え方はアクアの修理・車検・買い替えの判断基準で詳しく整理しています。
まとめ|アクアの車検費用を見積書で判断する

アクアの車検は、法定費用と車の状態に応じた車検基本料・整備費を分けて見ると判断しやすくなります。まず重量税、自賠責、検査手数料の内訳を確認し、次に24か月点検や要交換項目が含まれているかを見積書で確認してください。
- 法定費用は制度改正と車両区分で変わるため、見積書の金額と照合する
- ハイブリッド車のアクアは、13年を超えても重量税の重課の対象外。上がるのは整備費
- 重量税が15,000円か24,600円かは、国土交通省「次回自動車重量税額照会サービス」で確定額を確認できる
- 駆動用バッテリーなど高額整備が入ったら、保証・無償修理と買取額も並べて判断する
- 車検を通すか手放すかは、今回の総額ではなく次の2年の費用まで含めて考える
この記事の数字について

本記事の法定費用は、2026年9月21日時点で次を確認して記載しています。
| 項目 | 確認先 |
|---|---|
| 自動車重量税の税額・区分 | 国土交通省「自動車重量税額について」「エコカー減税(自動車重量税)の概要」 |
| 13年・18年経過の重課の対象外車種 | 国税庁「自動車重量税の特例措置」/国土交通省 自動車税グリーン化特例の概要 |
| 自賠責保険料の改定 | 損害保険料率算出機構の基準料率変更届出(2026年4月)/自動車検査登録情報協会 |
| 検査手数料 | 国土交通省「登録・検査手数料一覧表(令和8年4月1日現在)」 |
| OBD検査の対象 | 国土交通省「OBD検査とは?(ユーザー向け)」 |
| 車検を受けられる期間の2か月前への拡大 | 国土交通省 報道発表「来年4月より、車検を受けられる期間が延びます」 |
| 年式別の平均総額 | 楽天Car車検 公開実績データ(※第6章のとおり、当サイトは同社の広告を掲載しています) |
| アクアの車両重量・寸法 | トヨタ アクア 主要諸元表 |
| アクアの重量税額(初回継続検査等2年) | トヨタ「エコカー減税対象車一覧」(2026年5月1日〜2027年4月30日 新車新規登録分) |
| 個別の車の重量税の確定額 | 国土交通省「次回自動車重量税額照会サービス」 |
| 各社の車検基本料 | 各社の公開料金表(2026年9月時点) |
法定費用は制度改正で変わります。 本記事は半年ごとに見直していますが、実際の金額は必ず見積書でご確認ください。
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売買契約書にサインする前に、この8つを確認してください
口頭の説明だけで判断せず、契約書に書かれた条件と一致しているか確認してください。
- 金額を承諾しただけで費用が発生する条件はないか(電話で「お願いします」と答えただけで承諾・契約になる場合があります)
- キャンセルできる期限はいつまでか(「契約後」か「車両引渡し後」かで大きく違います)
- キャンセル料・違約金はいくらか(金額が書かれていない場合は必ず質問を)
- 契約後に減額される条件は何か(「後日、修復歴が判明した場合」等の条項の有無)
- 入金はいつか(「引渡し後○営業日」の形で書面に残っているか)
- 申告した内容が書面に反映されているか(故障・警告灯・修復歴・水没・改造は口頭で伝えるだけにしない)
- 名義変更はいつ完了し、その報告はもらえるか(税金・違反通知のトラブル防止)
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車の売却は、訪問購入のクーリング・オフ対象外となる場合があります。「会社が有名だから安心」ではなく、契約書に書かれている条件がすべてです。キャンセル料や違約金を請求された場合は、その内訳と根拠を書面で求めてください。判断に迷う場合は、国民生活センターやJPUC(日本自動車購入協会)の相談窓口も利用できます。