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水没車の廃車は、必ず費用を支払うとは限りません。 車の状態や依頼先によっては買取額が付き、引き取りや手続きの費用を業者が負担する場合があります。一方、別に手配した搬送費や保管料などが自己負担になることもあります。
確認したいのは、提示された買取額と、別途かかる費用、還付金の扱いです。この記事では、ローン精算前の受取見込み額と実際の振込額を整理する方法と、廃車までに必要な手続きを説明します。
浸水した車は、まず安全確保と搬送先の相談を
水が引いても、自分でエンジンをかけないでください。 国土交通省とJAFは、浸水した車は感電や電気系統のショートなどのおそれがあるため、自分で始動せず、販売店・整備工場・JAFなどへ相談するよう案内しています。ハイブリッド車や電気自動車は高電圧のバッテリーを積んでいるため、むやみに触らないでください。国土交通省:浸水・冠水被害を受けた車両のユーザーの方へ、JAF:浸水した車の対処
バッテリーの扱いは、案内が分かれています。国土交通省は、発火のおそれがあるため、使用するまでの間はマイナス側の端子を外すよう案内しています。JAFは、自分でバッテリーを外そうとせず専門家に相談するよう案内し、海水に浸かった場合はキーを抜いていてもショートするおそれがあると注意しています。作業に不安がある場合や、海水に浸かった場合は触らず、販売店・整備工場・JAFに扱いを確認してください。
まず人の安全を確保し、車を動かす必要がある場合は、加入する保険のロードサービスやJAFなどに連絡します。搬送先は販売店・整備工場などと相談してください。保険を使う予定がある場合は、車の修理・処分を決める前に保険会社にも連絡します。
買取業者による引き取りは、買取に伴うサービスです。緊急の救援・搬送と、車を手放すための引き取りは、依頼する目的を分けて考えましょう。

水没車の廃車・処分にかかる費用の内訳
同じ「廃車費用」でも、車を運ぶ費用と、解体・登録にかかる費用は別です。見積もりでは、次の項目を分けて確認してください。
表は左右にスクロールできます。
| 費用の種類 | 確認すること |
|---|---|
| 引き上げ・搬送 | 冠水場所からの引き上げが必要か。搬送距離や作業内容による費用、ロードサービスで対応できる範囲はどこまでか |
| 保管 | 保管料が発生するか。発生する場合は、開始日・1日あたりの金額・引き取り予定日はいつか |
| 解体・処分 | 依頼先の見積もりに含まれているか。追加費用があるか |
| リサイクル料金 | 支払済み(預託済み)か。未払いの場合、いくら必要か |
| 登録・書類関係 | 申請手数料、証明書の取得費、手続き代行料をそれぞれ確認する |
| 車内に残した私物の処分 | 私物を残した場合の対応と費用。安全に取り出せない物は、引き取り前に相談する |
「引き取り無料」と案内されていても、すでに別の業者へ依頼した救援・搬送や保管の費用まで含まれるとは限りません。すでに支払った費用と、これから依頼する作業の費用を分けると、負担を整理しやすくなります。
なお、車体の浸水・泥汚れと、車内に残した私物は別のものです。シートや床の状態は査定時に伝え、私物の処分条件と混同しないようにしましょう。
水没車でも買取額が付く?受取額を確認する方法

公開事例は、自分の車の査定額とは分けて見る
カーネクストには、水没・自走不可のフォルクスワーゲン「ゴルフプラス」を17,000円で買い取った掲載事例があります。走行距離は32,000km、地域は広島市安芸区とされています。カーネクストの買取事例
ただし、同ページは、掲載価格に自動車重量税の還付金と自賠責保険料の返戻金が含まれると説明しています。公開された総額だけでは、車両自体の評価額と還付金等の内訳は分かりません。
これは一台の事例です。自分の車の金額を知るには、車種・年式・走行距離に加え、分かっている範囲の浸水状況を伝えて査定を受ける必要があります。
提示額・別途受取額・これから払う費用を分ける
見積もりを受けたら、次の表に沿って整理してください。
表は左右にスクロールできます。
| 確認項目 | 書き留める内容 |
|---|---|
| A.業者から提示された買取額(ローン精算前) | 金額:__円。ローン返済分が控除された振込額だけで提示された場合は、精算前の買取額も確認する |
| Aに含まれるもの | 重量税・自賠責などの還付相当額を含むか。費用がすでに差し引かれているか |
| B.Aとは別に受け取るお金 | 金額:__円/支払元:__/受取予定:__(未確定なら「見込み」と書く) |
| C.これから支払う費用のうち、Aから差し引かれていないもの | 搬送・保管などの費用と支払先 |
| A + B − C | ローン精算前の受取見込み額 |
| 参考:すでに支払った費用 | 救援・搬送などで支払済みの金額(上の計算には入れない) |
| 参考:売却時に精算するローン残債 | 金額と精算方法(上の計算とは分けて記録) |
| 引き取り・入金・手続きの日程 | 引き取り予定日、業者からの入金予定日、登録手続きの完了予定日 |
提示額に含まれる還付金を、Bにもう一度足さないことが大切です。 同様に、提示額からすでに控除された費用をCで再び引かないようにします。未確定の還付額は、確定した受取額と分けて記録してください。
すでに支払った費用は、これから選ぶ方法にかかわらず支払済みのお金です。ローン残債も、修理して乗る場合と売却する場合のどちらでも残る負担なので、上の比較計算とは分けて記録します。ただし、売却時には一括精算や所有権解除が必要になる場合があります。必要な支払額と支払時期は、借入先・所有者へ確認してください。
A+B−Cは、そのまま業者から振り込まれる金額ではありません。 Bは別の支払元・時期で受け取ることがあり、Cも自分で別途支払う費用です。業者が買取額からローン返済分を控除して精算する場合は、その控除額と実際の振込額も別に確認します。買取額で残債を精算できない場合の自己資金や、入金までに先払いが必要な費用も確認しましょう。
通常の中古車買取も比較したい場合は、車の状態別に買取サービスを選ぶガイドも参考にしてください。自走できるかを確認するために始動を試す必要はありません。分かっている状態を伝え、点検は専門家に依頼します。
還付金・返戻金は、買取額に含まれるかを確認する
廃車に関連して戻る可能性があるお金は、税金と保険料で条件が異なります。
表は左右にスクロールできます。
| 種類 | 主な条件と確認先 |
|---|---|
| 普通車の自動車税(旧・種別割) | 抹消登録をした場合、原則として抹消した月の翌月から3月分までが月割還付の対象。名義変更だけでは都道府県からの月割還付はない。都道府県の税事務所へ確認する |
| 軽自動車税(旧・種別割) | 月割課税ではないため、年度途中に廃車しても還付はない |
| 自動車重量税 | 通常の廃車還付では、車検の残存期間が1か月以上あることなどが条件。解体を事由とする永久抹消登録・解体届出と同時に還付申請が必要 |
| 自賠責保険料 | 廃車しても自動的には解約されず、保険会社への解約手続きが必要。解約日から満期まで1か月以上残っている場合に返戻の対象。諸経費等が差し引かれるため、支払った保険料がそのまま戻るわけではない |
出典:千葉県の自動車税案内、船橋市の軽自動車税案内、国税庁の重量税還付制度、損保ジャパンの自賠責返戻案内、三井住友海上の自賠責解約手続き、税目の名称変更(兵庫県)
災害で被災した車には、別の制度もある
自動車重量税: 自然災害で被災した車には、通常の廃車還付とは別の還付制度があります。ただし対象は被災者生活再建支援法の適用を受ける災害に限られ、車検の有効期間内に被害を受けて廃車となり、残存期間が1か月以上あることなどが条件です。申請は災害の発生日から5年以内とされています。国税庁:自然災害で被害を受けた自動車の重量税還付
自動車税の減免: 都道府県によっては、災害で被災した車の自動車税を減免する制度があります。たとえば千葉県では、自己の責任によらない災害で運行できなくなった車、または修理に1か月以上かかる車を対象に、被災した日の翌月から(運行できなくなった場合はその日の翌月から)月割で減免するとしています。申請期限は、災害がやんだ日と、車を運行できるようになった日の遅いほうから2か月以内です。市町村または消防署が発行する被災証明書の原本(登録番号と被災日が書かれたもの)が必要とされています。千葉県:災害で自動車が被災した場合
減免の申請期限は、抹消の手続きを待っている間にも進みます。保険や引き取りの相談と並行して、早めにお住まいの都道府県の税事務所へ確認してください。 抹消による還付との関係も、あわせて確認しましょう。制度の内容は都道府県によって異なります。軽自動車税は市区町村の税のため、減免の有無は市区町村に確認してください。
業者の提示額に含まれるかを確認する
カーネクストは、重量税の還付金と自賠責保険料の返戻金を考慮して買取価格を算出し、自動車税の還付金は都道府県税事務所から直接受け取れるよう手続きをすると説明しています。カーネクストの廃車買取案内
見積もりの際は、「この提示額に含まれるお金は何か」「別途受け取るものはあるか」「誰が、いつ申請・解約するか」を確認してください。
保険を使う人・ローンが残る人は、売却に同意する前に確認を

車両保険を使う場合
全損の保険金を受け取る場合などには、車体の所有権が保険会社へ移ることがあります。取り扱いは契約内容などによって異なるため、自分で売却・処分してよいかを、契約や引き渡しの前に保険会社へ確認してください。ソニー損保:全損時の車体と保険の扱い
確認する内容は、次の2点です。
- 車体は保険会社が引き取るのか、自分で処分してよいのか
- 査定や処分を進める前に、車両確認・写真・書類などが必要か
買取額を相談する場合も、保険会社と確認中であることを伝え、売却への同意や車の引き渡しを先に進めないようにします。
ローン・残価設定クレジットが残っている場合
車検証情報で所有者を確認してください。電子車検証は所有者が券面に表示されないため、車検証閲覧アプリや「自動車検査証記録事項」で確認します。国土交通省:車検証閲覧アプリ
- 所有者が自分の場合: 残債があるだけで売却不可とは決まりません。ただし、売却・廃車時の返済条件を借入先へ確認します。
- 所有者が販売店・信販会社などの場合: 所有者の同意や所有権解除が必要です。残債の精算方法を含め、販売店・信販会社へ確認します。
カーネクストも、ローン中の車について、完済・所有権解除などが必要となる場合があると案内しています。ローン中の車に関する公式FAQ
査定額を知ることと、売却できる状態を整えることは別です。車を手放しても、ローンの支払義務が自動的になくなるわけではありません。
普通車・軽自動車の廃車手続きと必要書類
車を解体して処分する場合の手続きは、車の区分と現在の登録状態で変わります。一般的な解体処分では、車を引き渡した引取業者から解体完了の連絡を受けた後に、次の手続きを行います。
表は左右にスクロールできます。
| 車の区分・現在の状態 | 解体後の手続き | 主な書類・情報の例 |
|---|---|---|
| 普通車:登録を残したまま | 永久抹消登録 | 車検証、所有者の印鑑証明書、ナンバープレート、移動報告番号など |
| 普通車:一時抹消登録済み | 解体届出 | 登録識別情報等通知書、移動報告番号、申請書など |
| 軽自動車:車検証返納前 | 解体返納 | 車検証、ナンバープレート、移動報告番号、解体届出書など |
| 軽自動車:車検証返納届(一時使用中止)を済ませた後 | 解体届出 | 移動報告番号、解体届出書など |
普通車は運輸支局等、軽自動車は軽自動車検査協会が窓口です。必要書類は代表例で、代理申請や住所・氏名変更、還付申請などによって追加書類が必要になります。
上表の手続きの申請手数料は無料です。ただし、証明書の取得費、別に必要となる変更手続きの費用、代行を頼む場合の料金などは分けて確認してください。普通車の抹消登録、一時抹消登録後の解体届出、軽自動車の解体返納、返納後の解体届出
買取後に再利用される車は、解体を前提としない手続きになることもあります。依頼先には、名義変更・抹消登録などのうち、何を、いつまでに行い、完了をどう知らせるかを確認しましょう。
車検証を紛失していても、まず相談できる
車検証がなくても、廃車手続きを進められる場合があります。必ず再交付を受けなければならないわけではありません。
普通車の永久抹消登録では、車検証を返納できない場合に理由書を提出する案内があります。軽自動車でも、自家用で名義・住所変更がない場合などに、紛失を申し出て廃車手続きを行えるとされています。国土交通省の必要書類案内、軽自動車検査協会の紛失時FAQ
車検証がないことを最初に伝え、車種と登録状態に合う手続きを窓口や依頼先へ確認してください。書類やナンバープレートを回収するために、危険な場所へ車を取りに戻る必要はありません。
査定から引き取り・入金までに確認すること
安全が確保され、車を手放すことを検討できる段階になったら、次の流れで確認します。書類の準備・提出時期は依頼先の案内に従ってください。
表は左右にスクロールできます。
| 段階 | 確認すること |
|---|---|
| 1.査定相談 | 車種・年式・走行距離、浸水状況、保管場所、鍵や書類の有無を伝える。不明な状態は不明と伝える |
| 2.提示条件の確認 | 買取額、含まれる還付相当額、別途費用、引き取り可能日を確認する。電話ではその場で金額が提示されることがある |
| 3.売却への同意・契約 | 保険会社や所有者との確認を済ませ、キャンセル条件と手数料を確認してから同意する。すぐに決められないときは「検討してから連絡します」と伝える |
| 4.書類提出・引き取り | 必要書類を準備し、提出方法を確認する。私物の取り扱いを相談し、引き取りに備える |
| 5.登録手続き・入金の確認 | 約束した入金日と金額、名義変更・抹消等の完了報告を確認する |
1から3は、電話1本の中で続けて進むことがあります。 車の売買契約は電話でのやり取りでも成立し、合意した時点で書面の契約と同じ責任を負うとされています。国民生活センター『国民生活』2023年5月号(JPUC執筆)
水没の深さや始動後の状態を確かめるために、危険な確認作業をする必要はありません。すでに分かっていることや、安全に撮影済みの写真があれば、その情報を伝えます。
カーネクストに水没車の買取額・引取条件を相談する
カーネクストは、廃車予定の車や事故車・不動車にも対応する買取サービスです。水没車の掲載事例があり、引き取り(一部離島を除く)・売却手続きの代行を無料と案内しています。カーネクストのサービス案内
修理と売却を比較している段階でも、査定額は判断材料になります。 公式FAQでは、査定だけの利用が可能で、査定後に必ず売却する必要はないと案内されています。査定のみの利用について
ただし、金額を聞いたその場で同意すると、契約が成立します。 カーネクストの買取の流れでは、電話の場合はその場で査定額が提示され、金額に納得した時点で契約成立になると案内されています。成約後のキャンセルには、引き取りの手配などの費用を理由に、契約解除手数料(30,000円)がかかる場合があるとも記載されています。買取の流れ
査定だけで終えたい場合や、保険会社・所有者・家族への確認が済んでいない場合は、金額に同意する返事をせず、「検討してから連絡します」と伝えてください。
依頼を検討する際は、次の条件も確認してください。
表は左右にスクロールできます。
| 項目 | 公式案内を踏まえた確認点 |
|---|---|
| 査定・契約解除 | 査定依頼は無料。電話ではその場で金額が提示され、金額に納得した時点で契約成立となる流れが案内されている。成約後のキャンセルには契約解除手数料(30,000円)がかかる場合がある。同意の返事をする前に、解除の条件を確認する |
| 買取額 | 公式事例ページでは原則0円以上で買取と案内。自分の車の対応可否と提示額、還付金等の内訳を確認する |
| 引き取り | 買取に伴う引き取り。車両の引き取りを伴わないレッカー単独の依頼は対象外 |
| 別途負担 | 未払いのリサイクル料金や、車内に残した私物等の処分費用について確認する |
| 地域・日程 | 離島の対応可否は所在地を伝えて確認する。被災状況や道路状況によって、すぐに引き取れない場合がある |
出典:利用規約・第4条/第12条、買取の流れ、サービス案内、買取価格の案内、レッカー単独依頼のFAQ、対応地域のFAQ、被災車両の引き取り案内
電話などで車の状態を伝え、必要書類は案内に沿って提出します。書類は引き取り時の手渡しや郵送で提出する方法が案内されています。書類提出の公式FAQ
水没した状況と保管場所を伝え、買取額と引き取りの条件を確認できます。金額に同意する前に、上の条件を確認してください。
水没・自走不可の車の廃車買取条件を確認するための広告リンクです。査定額だけを知りたい段階では、金額に同意せず「検討してから連絡します」と伝えてください。
動かせない車・値が付きにくい車は、処分費用を払う前に買取額を確認
自走できない車や車検切れの車も、廃車の費用を払う前に買取の条件を確かめてください。査定額だけでなく、引き取りと書類手続きの条件まで比べるのがポイントです。
次に当てはまる方が対象です
- 自走できない・車検切れ・年式が古いなど、ふつうの買取店で値が付きにくい
- 保険会社と車検証の所有者に、手放してよいことを確認した
- 査定・引き取り・手続きの費用は無料と案内(一部離島を除く)
- 金額を聞いたら「考えます」と伝え、比べてから返事をして大丈夫です
申込後、電話で査定額の案内があります。電話で売却の意思を伝えると契約(成約)となり、利用規約上、申込後に契約を解除すると一律30,000円の手数料がかかります。返事は比べ終わってからにしてください。引き取りの対象地域・車両の条件、入金の時期は申込先でご確認ください。
走れる故障車・古い車・走行距離が多い車の場合
動かない車・廃車を考えている車の場合
査定は無料です。返事は比べてからで大丈夫です。
※広告(PR)
※緊急の救援・搬送が必要な場合は、先に保険会社のロードサービスやJAFなどへ連絡してください。
よくある疑問
水没して動かない車でも、引き取ってもらえますか?
カーネクストには、水没・自走不可の車の買取事例があります。ただし、車の状態や保管場所に応じて引き取り方法が変わるため、車内に水が残っていること、地下駐車場など搬出しにくい場所にあること、鍵がないことなど、分かっている事情を事前に伝えてください。引き取り可能日も確認しましょう。買取事例、被災車両の引き取り案内
下取りで0円と言われた車でも、買取額が付くことはありますか?
下取りの提示額だけで、別の買取先の査定額まで決まるわけではありません。水没したことを伝え、買取額に加えて引き取り・手続きの条件も確認してください。提示額が異なっても、別途費用を差し引くと手元に入る金額が変わるためです。
水没したことは、査定時に伝える必要がありますか?
分かっている水没歴や不具合は、査定時に伝えてください。冠水歴は通常の査定では判断できないことがあり、査定時に分からず後から判明すると、車の価値が大きく下がって減額につながる可能性があると説明されています。国民生活センター『国民生活』2023年5月号(JPUC執筆)
いつ浸かったか、分かる範囲の浸水位置、その後に始動を試したか、点検・修理を受けたかを整理すると説明しやすくなります。不明なことは推測で埋めず、不明と伝えます。
売却後の減額や責任の有無は、申告内容・契約・事情によって異なります。申告内容を見積書やメールなどに残し、後から確認できるようにしてください。契約後の請求に疑問がある場合は、JPUC車売却消費者相談室などへ相談できます。
売却に同意する前に確認したい7つのこと
車の売買契約は、口頭でも成立する場合があります。 契約書にサインする前だけでなく、電話などで売却に同意する前に条件を確認してください。国民生活センター『国民生活』2023年5月号(JPUC執筆)
- どの意思表示・手続きで契約が成立するか
- キャンセルできる条件と、手数料・違約金の金額
- 契約後に査定額が変わる条件
- 実際の振込額と入金予定日、別途受け取る還付金等の扱い
- 伝えた水没歴・不具合が、書面やメールなどに残っているか
- 名義変更・抹消等の手続き内容、完了予定日、報告方法
- 保険会社の車体の扱いと、ローン残債・所有権解除の確認が済んでいるか
自動車(二輪を除く)の買取は、特定商取引法のクーリング・オフの対象外です。契約後に違約金や減額を求められた場合は、理由と内訳の説明を求めてください。契約を急かされる、説明と違う費用を請求されるなど、判断に迷う場合は、最寄りの消費生活センター等やJPUCへ相談してください。国民生活センターの案内
水没車の廃車は、提示額と自己負担を分けて判断する
水没車を手放すときは、まず人の安全を確保し、救援や搬送が必要なら適切な窓口へ連絡してください。その後、保険・所有権の扱いを確認しながら、修理と売却を検討します。
見積もりでは、提示された買取額、そこに含まれる還付金、別途受け取るお金、これから負担する費用を分けて確認しましょう。災害で被災した場合は、自動車税の減免などの申請期限にも注意してください。金額に加え、引き取り日・入金日・登録手続きの完了予定まで分かれば、次に何をすべきかを判断しやすくなります。
通常の中古車買取も含めて売却先を比較したい場合は、車の状態別ガイドで各サービスの連絡方法・手数料・契約条件を確認できます。
いまの車に合う売却先を、状態から選ぶ
走行可否・故障歴・年式・走行距離から、候補と契約条件を確認できます。
情報確認日:2026年9月14日。掲載したサービス条件は確認時点の公式案内に基づきます。契約時には、利用するサービスに適用される最新条件を確認してください。
紹介サービスの運営会社:株式会社カーネクスト
売買契約書にサインする前に、この8つを確認してください
口頭の説明だけで判断せず、契約書に書かれた条件と一致しているか確認してください。
- 金額を承諾しただけで費用が発生する条件はないか(電話で「お願いします」と答えただけで承諾・契約になる場合があります)
- キャンセルできる期限はいつまでか(「契約後」か「車両引渡し後」かで大きく違います)
- キャンセル料・違約金はいくらか(金額が書かれていない場合は必ず質問を)
- 契約後に減額される条件は何か(「後日、修復歴が判明した場合」等の条項の有無)
- 入金はいつか(「引渡し後○営業日」の形で書面に残っているか)
- 申告した内容が書面に反映されているか(故障・警告灯・修復歴・水没・改造は口頭で伝えるだけにしない)
- 名義変更はいつ完了し、その報告はもらえるか(税金・違反通知のトラブル防止)
- ローン残債がある場合、精算方法と所有権解除の手順
車の売却は、訪問購入のクーリング・オフ対象外となる場合があります。「会社が有名だから安心」ではなく、契約書に書かれている条件がすべてです。キャンセル料や違約金を請求された場合は、その内訳と根拠を書面で求めてください。判断に迷う場合は、国民生活センターやJPUC(日本自動車購入協会)の相談窓口も利用できます。
