※本記事にはプロモーションが含まれています。
発進でガクガクと震える(ジャダー)。車速と一緒に「ウィーン」という音が育っていく。やがてアクセルを踏んでも、回転だけ上がって前に出ない——。
E12型ノート(2012年9月〜2020年11月)で「CVT故障では?」と不安になる典型的な流れです。ただし、この記事を読む前に一つだけ確認してください。
この記事は「ガソリン車(DBA-E12/DBA-NE12)」専用です
同じE12世代でも、e-POWER(HE12/SNE12)はモーター+減速機で駆動するためCVTを搭載していません。NISMO Sはマニュアル車です。ネット上の「ノート CVT故障」記事にはこれらが混ざったものが多く、相場も修理費も別物になります。お手元の車検証で型式を確認してから読み進めてください。📌 30秒でわかる結論
– E12ガソリン車のCVTはJatco CVT7(JF015E)——ジヤトコの公式発表で特定できます
– 修理費の目安: フルード整備8.6万〜10.5万円/中古載せ替え15万〜18.5万円/リビルト載せ替え32万〜37万円
– 2014年サービスキャンペーン対象(製作〜2014年1月)なら、CVT一式交換まで無償の可能性——有償修理を決める前に車台番号検索を
– 損得ライン: 2012〜14年式は現状売却が基本線/2015〜16年式は中古載せ替えなら拮抗/2017〜18年式は境界帯/2019〜20年式は修理合理性あり
– ⚠ e-POWER・NISMO Sは対象外(CVT非搭載/MT)
私は中古車を15台以上乗り継いできましたが、この記事は経験談だけで結論を出さず、日産・ジヤトコ・国土交通省の一次資料を優先し、部品価格・整備事例・買取事例は区別して扱います。本記事は故障診断の代わりにはなりません。警告灯の点灯や走行不能のおそれがある場合は、日産販売会社または認証・指定整備工場で診断を受けてください。
調査基準日と価格の読み方
最終ファクトチェック日は2026年7月22日(サービスキャンペーンの対象範囲は日産公式ページで直接確認済み)。記事中の価格は公開された部品価格・整備実例から組んだ税込の概算で、全国統一料金ではありません。適合・在庫・工賃・追加部品は車台番号と入庫先で変わります。
症状チェック|緊急度と「仕様か故障か」の目安
まず、いま出ている症状がどの段階かを確認しましょう。
| 症状 | 主な候補(CVT/それ以外) | 緊急度 | 対応の目安 |
|---|---|---|---|
| 発進・低速でガクガク振動(ジャダー) | CVTのフルード劣化・クラッチ制御/点火系・エンジンマウント | ★★☆ | 高負荷走行を避け、早めに診断 |
| 30km/h前後で軽い変速ショック | 副変速機の1→2速切替(仕様の可能性)/学習不良・制御系 | ★☆☆〜★★☆ | 下の「仕様か故障か」を確認 |
| 「ウィーン」音が車速と共に大きくなる | CVT内部ベアリング/補機ベルト・ハブ | ★★☆ | 音源を自己判断せず点検 |
| 回転数だけ上がって加速しない(滑り) | CVT内部・油圧制御の異常/エンジン出力低下 | ★★★ | 安全な場所に停車し、走行を控える |
| 警告灯点灯・変速しない・速度が出ない | 制御装置が異常検知(フェールセーフ) | ★★★ | 走行をやめ、販売会社・ロードサービスへ |
⚠ 「回転だけ上がって進まない」「警告灯+加速不良が同時」は走行を続けない
症状だけでベルト損傷と断定はできませんが、E12では「クラッチ油圧の低下と急締結により異音・振動が発生し、CVTのベルトが滑るおそれ。進行するとフェールセーフのトルク制限で発進・加速がもたつく」という不具合が2014年のサービスキャンペーンで公表されています。この段階での走行継続は避けてください。
30km/h前後の「ガクン」は仕様? 故障?
E12のCVTは後述の通り副変速機付きで、走行中に内部で1速→2速の切り替えが起こります。この切替ショック自体は構造上存在するもので、メーカーも切替時のショック低減を設計課題として公表しています。ただし「30km/h前後のショックは仕様」と速度まで明記した一次資料は確認できていません。実務的な見分け方はこうです。
- 仕様寄り: 単発で軽微、警告灯なし、毎回同じようには再現しない
- 故障・整備不良寄り: 毎回大きい、だんだん悪化、異音やジャダーを伴う、警告灯・フェールセーフが出る、CVTやバルブボディの交換後に出る(学習未実施の疑い)
判断に迷ったら、故障コードの読取りを含む診断を受けてください。
その症状、CVTじゃないかもしれません
E12で確認できた公式措置を照合すると、CVT本体を直接対象とするものは2014年サービスキャンペーンが中心で、ほかに「CVTと紛らわしい症状」の公式措置が2件あります。
- 加速の異常(スーパーチャージャー付きDIG-S系): 始動直後に素早くセレクト操作をするとスロットル補正が継続し、意図より加速するおそれ——原因はエンジン制御コンピュータで、リコール届出番号3526(2015年)として改修されています。CVTではありません
- 振動・異音: 左エンジンマウントブラケットのネジ穴加工不良で、CVT駆動力等の振動によりボルトが緩むおそれ——リコール届出番号3821(2016年)。原因はマウント側です
- ガラガラ音: エンジン回転に連動して車速に連動しない音は、排気系の遮熱板(ヒートシールド)の緩み・接触であることが多い、と日産の誤診防止資料が案内しています
異音や警告灯が出たら、故障コードに加えて試運転・フルード状態・マウント・排気系まで含めて切り分けてもらいましょう。リコールに該当すれば改修は無料です。
E12のCVTの正体|副変速機付き「JF015E」
E12ガソリン車のCVTは、ジヤトコ製の副変速機付きCVT「Jatco CVT7(JF015E)」です。これは推測ではなく、ジヤトコが2012年8月29日付の公式ニュースで「9月発売の新型ノートに搭載」と発表している一次情報です。
(補足)北米の整備資料では日産社内型式RE0F11Aとも表記されますが、日本国内の部品照会はJF015E系の純正品番と車台番号で行うのが基本です。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| ユニット | Jatco CVT7(JF015E)——金属ベルト式CVT+2段の副変速機 |
| 特徴 | プーリー比4.006〜0.550に副変速を組み合わせ、変速比幅を拡大 |
| 指定フルード | 日産純正NS-3(規定量約6.9L)。NS-3以外の使用で破損のおそれと日産が明記 |
| 共通搭載車 | マーチK13・ジューク・キューブ・ラティオ・シルフィ等 |
なお、発売時のユニットがJF015Eであることは確定ですが、年式途中でのユニット変更の有無までは公開情報で確認できません(2015年7月に一部グレードで「新ステップ変速制御」採用という制御面の改良は公式に確認できます)。部品購入時は型式名に頼らず、車台番号・現車の銘板・純正品番の照合を業者に依頼してください。
壊れ方の仕組み
JF015Eは金属ベルト+プーリー+油圧制御に加えて副変速機構を持つ、コンパクトカー用としては複雑なユニットです。フルード劣化や摩耗粉の蓄積が進むと、①ベルト滑り→ジャダー、②摩耗粉がバルブボディのソレノイドに詰まって油圧制御が乱れる→変速ショック・もたつき・圧力系の故障コード、③車速に比例して大きくなるウィーン音→ベアリング摩耗、といった経路をたどるのが整備資料上の典型パターンです。
そして重要なのが、交換後の「学習」。CVT本体やバルブボディを交換したら、専用診断機でTCM(制御ユニット)の学習値リセットとキャリブレーションが必須です。これを省くと走行フィール悪化や不調の原因になるだけでなく、リビルト品の保証が免責になる条件として明記されています。安さだけで作業先を選ばないでください。
フルードの注意点
- 指定はNS-3のみ。日産は指定外フルードの使用で破損のおそれと明記しています
- 「過走行車でフルード交換すると壊れる」説は、無条件には正しくありません。危険なのは診断なし・オイルパン清掃なしの一律交換です。パン脱着清掃+ストレーナー/フィルター交換を伴う方法なら過走行でも実施できる、というのが専門店見解の収束点です(費用は次章)
修理費の実額|2026年7月調査
ここからお金の話です。結論から言うと、E12のCVT修理は「8.6万円で済むか、37万円かかるか」で3倍以上の差が出ます。分かれ目は「フルード整備で改善する段階か、交換が必要な段階か」。金額は公開掲載・公開整備実例から算出した税込の目安です(調査日: 2026年7月)。
| 修理メニュー | 費用の目安 | 備考 |
|---|---|---|
| フルード整備フルコース(圧送+パン清掃+ストレーナー/フィルター交換) | 約8.6万〜10.5万円 | E12/NE12の公開実例3件 |
| 簡易なフルード交換 | 1万〜2.3万円前後(参考) | 投稿ベースの参考値。工賃のみの公開値は6,831円〜 |
| バルブボディ交換 | 部品4.5万〜9.7万円+工賃(総額は要見積) | E12実車の交換事例あり(作業約2.5時間)、公開総額なし |
| 中古CVT載せ替え(総額試算・本体込み) | 約15万〜18.5万円 | 本体4.9万〜8.0万円+工賃・油脂 |
| リビルトCVT載せ替え(総額試算・本体込み) | 約32万〜37万円 | 本体22.4万〜27.1万円+工賃・油脂 |
| 純正新品(参考・本体のみの掲載例) | 約50.3万円 | 供給は車台番号で要照会 |
※上記は公開実例からの概算です。実費は車台番号・整備工場・追加部品で変動します。必ず現車診断後の書面見積もりで判断してください。

補足します。
- 載せ替え工賃の公開実例: 一般整備工場で脱着68,200円+診断機初期設定3,300円=71,500円(税別)、油脂・シール等17,840円(税別)、総額98,274円(税込)・作業16時間という明細付きの記録があります(持込中古CVT・本体代別)。リビルト・中古の総額試算はこの実例をベースにしています
- フルード整備の実例: 101,100km走行のE12で85,745円、75,000kmのE12で105,138円(明細公開)、NE12で92,356円。発進時振動で入庫→フルコース整備、という流れが典型です。初期のジャダーで改善した例はありますが、滑り・警告灯まで進んだ個体には効きません
- リビルトが安い理由: JF015EはマーチK13等と共通の大量生産ユニットで、コア(再生元)の供給が厚く、リビルト価格が22万円台〜と安定しています。同じ理由で中古も5万〜8万円と安い——ただし過走行個体が混ざり、再発リスクと学習必須の条件は同じです
- ディーラーの見積もり: 「リビルト27万円+工賃8万円=35万円」という投稿例があり、部品代がリビルト流通帯とぴったり一致します。部品代の一致から、実態もリビルト提案が中心とみられます。「新品だから高い」とは限らないので、内訳を確認しましょう
見積書チェックリスト(E12は5項目)
- 本体価格に工賃は含まれているか——本体別なら工賃・油脂で約10万円が別途かかります
- コア返却の条件と、未返却時の請求額——期限は10〜14日が一般的。未返却ペナルティは「2万円」から「商品価格の50%」まで業者差が大きいので、契約前に書面で確認を
- 保証は「本体のみ」か「脱着工賃込み」か——保証1年or2万kmが標準。工賃まで含むかは要確認
- 適合は車台番号・銘板・品番で確認——「E12用」だけの表記では仕様一致を保証できません
- 【E12固有】TCM学習・キャリブレーションを実施するか——実施しないと不調の原因になり、保証の免責事由にもなります。診断機のない工場での交換はNG
保証とサービスキャンペーン|「無償」の可能性を先に潰さない
修理費を見て「保証で何とかならないのか」——先に結論を整理します。
残念なお知らせから
- 新車時のメーカー特別保証(5年・10万km)は、E12の年式からみて期間・距離とも経過済みです(最終期2020年式も2025年に満了)。日産認定中古車や販売店の中古車保証がある場合は先に契約内容を
- 日産の公開一覧を確認した範囲では、E12のCVTを対象とする国内の保証期間延長措置は確認できませんでした
本題: 2014年サービスキャンペーン(CVT制御プログラム)
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 届出 | 2014年9月5日 サービスキャンペーン(ノート含む8車種・計約12.3万台) |
| 対象車台番号 | DBA-E12: E12-000001〜201306/DBA-NE12: NE12-000001〜012431 |
| 対象の製作期間 | E12: 2012年7月25日〜2014年1月28日/NE12: 2012年7月25日〜2013年12月25日(日産公式ページで確認) |
| 不具合 | セレクト操作時にクラッチ油圧が一時低下→急締結で異音・振動、CVTベルトが滑るおそれ。進行でフェールセーフのトルク制限 |
| 改修 | ①CVTコントロールユニットを対策プログラムに書き換え ②故障履歴を確認し、ベルト滑りの痕跡がある場合はCVT一式を新品交換 |
| 費用 | 対象かつ未実施なら無償改修の対象 |
つまり、ジャダーや滑りが出ている2014年1月までに製作されたE12のオーナーは、数十万円の見積もりを取る前に、まず日産の車台番号検索で対象・実施状況を確認するのが正しい順番です。車台番号は車検証に載っています。
注意点も正直に書きます。
- 製作期間は購入時期と一致しません(日産公式が明記)。2014年春以降に買った車でも製作が期間内なら対象になり得ます。判定は必ず車台番号で
- 車台番号の範囲内でも、対象とならない車両が含まれます。最終判定と実施は日産販売会社で
- CVT一式交換は「診断で滑りの痕跡が確認された場合」の措置です。症状の自己申告だけでは、プログラム書き換えのみの対応になります
- これは「リコール」ではなく「サービスキャンペーン」という区分の措置です。対象・未実施であれば無償改修の対象ですが、実施可否は販売会社で確認を
- 対象範囲より後の製作分(2014年2月以降のE12等)は本措置の対象外です。その場合の公式な救済制度は確認できていません
- 検索結果に他の措置が表示されたら全て確認を。当時の対象車の一部には別のリコール案内が併記された例があり、DIG-S乗りは加速異常系のリコール3526も検索対象です
売る場合でも、無償の改修は先に済ませる価値があります。費用ゼロで安全面の懸念と査定のマイナス候補を減らせるからです(改修で査定が必ず上がるというデータはありません)。
直すか売るか|損得の分岐ライン
材料が揃いました。修理費(前章)と、車両の現在価値を並べます。
E12ガソリン車の買取相場の現在地(2026年7月)
基準はE12にしか存在しないグレード「X DIG-S」の統計相場を使います。e-POWERや現行E13が混ざらない、E12ガソリン車の素の数字だからです。
| 年式 | 買取相場(万円) |
|---|---|
| 2012年式 | 1.8〜10.6 |
| 2013年式 | 2.5〜11.6 |
| 2014年式 | 4.4〜13.7 |
| 2015年式 | 9.4〜19.3 |
| 2016年式 | 16.7〜27.7 |
| 2017年式 | 29.1〜42.0 |
| 2018年式 | 29.6〜44.4 |
| 2019年式 | 38.8〜53.6 |
| 2020年式 | 54.9〜73.5 |
※ユーカーパックの統計相場(2026年7月)。統計値であり成約保証ではありません。標準グレードXはやや上、メダリストはさらに上に振れます。

日付付きの実例も置いておきます: 2020年式X・3万km以内が81.0万円(2026年5月)、2017年式メダリストX・15万km超が28.4万円(2026年5月)、X DIG-Sでは2015年式4.5万kmが27.5万円、同じ2015年式でも10万kmだと13.9万円(いずれも2026年)。そして同じ2020年式Xで査定会社間の提示差が最大46万円という事例もあります。1社の提示額を相場と思わないでください。
e-POWERとの差は「年式による」
「e-POWERの方が高く売れる」とよく言われますが、データで見ると一定ではありません。同じメダリスト同士の比較で、2016〜2017年式はe-POWERが12万〜15万円高い一方、2019年式はほぼ同額、2020年式は統計上ガソリンがわずかに上回ります。ひとつ事実として言えるのは、e-POWERにはこのCVTが載っていない(モーター+減速機駆動)こと。本記事のテーマである載せ替えリスクは、構造的にガソリン車固有です。
判断フロー

STEP 1|まず車台番号検索
→ 対象・未実施なら販売会社で診断を。滑りの痕跡が確認されればCVT一式交換まで無償——ここで解決すれば悩みは消えます。
STEP 2|対象外・実施済みなら、修理費と車両価値を並べる
→ 前章の費用表と上の相場表を突き合わせます。
STEP 3|比べるのは「修理して乗る費用」と「乗り換えの正味負担」
- 修理して乗る費用 = 今回の修理費 + 近い将来の追加整備費
- 乗り換える費用 = 代替車の購入総額 + 初期整備費 − 故障車の売却額
実務の目安を、年式4区分で正直に書きます。
- 2012〜2014年式: 正常車でも相場上限13.7万円。リビルト32〜37万円は車両価値の2倍超で、現状売却が基本線。唯一の拮抗解は中古載せ替え(15〜18.5万円)で、「あと数年確実に乗る」場合に限り検討の余地
- 2015〜2016年式: 相場上限19.3〜27.7万円。リビルトは相場を上回りやすく、中古載せ替えなら拮抗します。距離・状態で答えが割れる帯です
- 2017〜2018年式: 相場29.1〜44.4万円で、リビルト費用とちょうど重なる境界帯。個体の相場位置(距離・装備)と見積もり次第で、修理・売却どちらにも正解があります
- 2019〜2020年式: 相場38.8〜73.5万円。状態良好車なら修理合理性が十分残ります。乗り換えの正味負担と比べて判断を
査定を取る前に まず車台番号検索で、無償改修の可能性を確認してください。査定比較は、サービスキャンペーン対象外だった場合や、改修後も症状が残る場合の次の手順です。
最後にひとつ。経済合理を超えて「直して乗り続ける」のも間違いではありません。大事なのは、費用と相場を知らないまま決めないこと。それだけです。
売り方の出口|状態別の正解ルート
自走できる(ジャダー軽度・警告灯なし)
通常の買取店と故障車も扱う業者、双方から査定を取って比較してください。前述の通り査定会社間の差は大きく(最大46万円の実例)、症状がある車ほど業者の再販ルート次第で値が変わります。
いまの買取額を確認する(無料)
修理見積と並べる「もう1枚の数字」です。売るかどうかは、金額を見てから決めれば大丈夫。
※査定は無料。金額を確認してから売却するかどうかを選べます。
交換診断済み・警告灯点灯・不動
通常の買取店で値が付かなければ、故障車・廃車専門の買取ルートです。公開実例を正直に書きます。
- E12ガソリン車と確定できる故障車の公開実例: 2014年式・走行5万km区分・故障車が4.0万円(2025年10月・埼玉)。ただし故障箇所は非公開のため、「CVT故障車の相場」とまでは言えません
- コンパクトカー(1.5L以下)の廃車買取の下限帯は約1万〜4万円。不動でもゼロにはなりません
- 一方、高年式なら重損でも値が付きます: 2018〜2020年式のノートで修理見積70万〜120万円級の事故車が25万〜55万円で買い取られた公開実例があります。故障=数万円と思い込んで手放すのはもったいない年式帯があります
なお自動車税・自賠責等の還付分を買取額に含めるかは業者ごとに違います。必ず確認を。
動かない・直さないまま手放す場合
故障車・不動車は専門業者のほうが話が早く、引き取り費用を払う側に回る必要は基本的にありません。
※申込後に確認の電話が入ります。日中つながる番号だとスムーズです。提示額と引取・キャンセル条件を確認してから、正式に返事をすれば大丈夫です。
売る前に知っておくべき誠実ポイント3つ
- 症状は正直に、記録に残る形で伝える——ジャダー・警告灯・診断結果・見積書の有無を申告し、査定票や契約書に残してもらいましょう。不具合を隠して売ると、引き渡し後の発覚で減額や契約トラブルの原因になります。正直に伝えて複数社に競わせるのが、結局いちばん得で安全です
- 売却前の修理は「回収額」を先に試算する——リビルトに32〜37万円かけても、査定は正常車の相場上限までしか戻りません。2016年式以前ならその上限は27.7万円以下。売却目的の高額修理は数式で回収不能です
- 無償の改修(サービスキャンペーン・リコール)だけは売却前に——費用ゼロで、安全面の懸念と査定のマイナス候補を一つ消せます
よくある質問
Q1. 30km/hくらいで毎回「ガクン」とくるのは故障ですか?
副変速機の1→2速切替によるショック自体は構造上存在します。単発・軽微・警告灯なしなら仕様の範囲の可能性がありますが、毎回大きい・悪化していく・異音やジャダーを伴う・警告灯が出る場合は診断を受けてください。CVT交換後に出始めたなら学習未実施を疑います。
Q2. フルード交換でジャダーは直りますか?
初期のジャダーがフルコース整備(実例8.6万〜10.5万円)で改善した記録はあります。ただし滑り・警告灯まで進んだ個体には効きません。「過走行車は交換禁止」という一次資料はなく、危険なのは診断なし・パン清掃なしの一律交換です。指定のNS-3以外は使わないこと。
Q3. 中古CVTが5万円台で売っていますが、大丈夫?
JF015Eは共通車種が多く中古が安い(4.9万〜8.0万円)のは事実です。総額15〜18.5万円の内訳は、中古本体+工賃・油脂の公開実例約9.8万円(16時間作業)。「安く直す」選択肢としては成立しますが、過走行個体の混入・保証の薄さ・再発リスクがあり、交換後のTCM学習も必須です。条件を全部確認してからにしてください。
Q4. ディーラーで「35万円」と言われました。高すぎませんか?
「リビルト約27万円+工賃約8万円=35万円」という構成なら、部品代はリビルト流通相場(22.4万〜27.1万円)と整合しており、法外ではありません。ただし相見積もりの価値はあります。一般整備工場の工賃実例は油脂込みで約9.8万円です。
Q5. e-POWERに乗り換えた方が得ですか?
e-POWERにはこのCVTが載っておらず、載せ替えリスクは構造的にありません。ただし中古相場の差は年式依存で、2016〜2017年式では12万〜15万円高、2019年式以降はほぼ差なし。乗り換え判断は「CVTリスク回避」と「購入価格差」の両方で見てください。
Q6. 自分の車がサービスキャンペーン対象か分かりません。
車検証の車台番号を日産の検索ページに入力すれば、リコール・サービスキャンペーンの対象と実施状況が確認できます。対象の製作期間はE12が2014年1月28日まで、NE12が2013年12月25日までですが、製作期間は購入時期と一致しないため、年式ではなく車台番号で判定を。最終判定と実施は日産販売会社へ。
まとめ|今日やること(コピペして使えます)
- □ 車検証で型式を確認(DBA-E12/DBA-NE12ならこの記事の対象)
- □ 車台番号を日産の検索ページに入力し、2014年SC・リコールの対象/実施状況を確認
- □ 症状の緊急度を判定(回転だけ上がる・警告灯なら走行をやめる)
- □ SC対象外・実施済みなら、年式4区分(2012〜14/2015〜16/2017〜18/2019〜20)で修理か売却かの方針を決める
- □ 売却方針なら、通常買取店と故障車専門の2系統で見積もりを取り、症状は正直に申告する
E12は「ガソリン車かe-POWERか」「どの年式帯か」で答えが変わる車です。混ぜて書かれた情報に惑わされず、型式→車台番号→年式の順に確認してください。この記事がその判断材料になれば嬉しいです。
主要な出典
- 日産: 2014年9月サービスキャンペーン(ノート等8車種・CVT制御プログラム)
- 日産: リコール対象・実施状況の車台番号検索
- ジヤトコ: 新型ノートへのJatco CVT7搭載発表(2012年8月29日)
- 日産公式FAQ: E12ガソリン車のCVTフルード(NS-3・約6.9L)
- ユーカーパック: ノートX DIG-S買取相場
- 廃車王: 2014年式ノート故障車買取実例
価格・査定例は掲載内容が更新・削除されることがあります。部品購入や修理契約は、最新価格・適合・保証条件を書面で確認したうえで判断してください。
最終ファクトチェック日: 2026年7月22日(サービスキャンペーンの対象車台番号・製作期間は日産公式ページで直接確認)
