フィットの警告灯一覧|複数点灯・3つ点灯した時の意味と対処法【GE/GP1対応】
フィットのメーターに警告灯が点くと、かなり不安になると思います。
特に、ABS警告灯、VSA警告灯、EPS警告灯、エンジン警告灯、IMA警告灯、充電警告灯などが複数同時に点くと、「車が一気に壊れたのでは?」と焦るはずです。
ただし、フィットの警告灯が複数点灯したからといって、必ずしもすべてのシステムが同時に壊れたとは限りません。
12V補機バッテリーの電圧低下、車輪速センサーの異常、ABS/VSA/EPS系統の連動、バッテリー再接続後の初期化など、ひとつの原因から複数の警告灯がまとめて点くケースもあります。
一方で、赤い警告灯や、フィットハイブリッドGP1のIMA警告灯、充電警告灯が絡む場合は、走行を続けると危険なケースもあります。
この記事では、2代目フィットGE系と、初代フィットハイブリッドGP1/GP4を中心に、警告灯の意味、複数点灯した時の原因、走行してよいかの判断、整備工場へ相談すべきケースを整理します。
この記事で扱うフィットの世代
この記事で主に扱うのは、2代目フィット系です。
| 型式 | 世代 | 主な内容 |
|---|---|---|
| GE6 / GE7 / GE8 / GE9 | 2代目フィット | ガソリン車 |
| GP1 | 初代フィットハイブリッド | 1.3L i-VTEC+IMA+CVT |
| GP4 | フィットハイブリッドRS | 1.5L i-VTEC+IMA、CVT/6MT |
特に重視するのは、2010〜2013年頃のフィットハイブリッドGP1です。
GP1は、HondaのIMA(インテグレーテッド・モーター・アシスト)を使ったハイブリッド車です。主役はエンジンで、モーターは発進や加速を補助する仕組みです。
ここで重要なのは、GP1と3代目フィットハイブリッドGP5を混同しないことです。
| 型式 | 世代 | ハイブリッド方式 | トランスミッション | 注意点 |
|---|---|---|---|---|
| GP1 / GP4 | 2代目系 | IMA | CVT / 一部6MT | 本記事の中心 |
| GP5 | 3代目系 | SPORT HYBRID i-DCD | 7速DCT | GP1とは別システム |
| GR系 | 現行系 | e:HEV | 電気式無段変速 | GP1とは別システム |
ネットで「フィットハイブリッド 警告灯」と検索すると、GP5のi-DCDや、現行e:HEVのパワーシステム警告灯、Honda SENSING関連の警告灯情報が出てくることがあります。
しかし、GP1にはパワーシステム警告灯、READY表示灯、DCT系の警告灯、Honda SENSING関連警告灯、電子制御パーキングブレーキ警告灯、ACC・LKAS・CMBSなどの先進安全支援系警告灯は基本的にありません。
GP1で見るべきなのは、IMAシステム警告灯、充電警告灯、PGM-FI警告灯、ABS警告灯、VSA警告灯、EPS警告灯、ブレーキ警告灯などです。
警告灯の色で危険度が違う
フィットの警告灯は、色でおおよその危険度を判断できます。
| 色 | 意味の目安 | 対応の目安 |
|---|---|---|
| 赤 | 危険度が高い警告 | 安全な場所に停車し、状態確認。自走を避けるべき場合あり |
| 黄・オレンジ | 注意・点検が必要 | 直ちに走行不能とは限らないが、早めに点検 |
| 緑・青 | 作動状態の表示 | 基本的に故障ではないことが多い |
ただし、単純に「赤なら絶対に走れない」「黄色なら走って大丈夫」と考えるのは危険です。
赤色でも、シートベルト警告灯や半ドア警告灯のように、運転者の操作で解決できるものがあります。一方で黄色でも、エンジン警告灯、ABS警告灯、VSA警告灯、EPS警告灯、IMA警告灯などは、システム異常を知らせる大事なサインです。
黄色の警告灯は「とりあえず無視してよい」ではありません。
赤は原則として安全確保を優先。黄色は早めに点検。青や緑は作動状態の表示が多い。このくらいで考えると分かりやすいです。

フィットの主な警告灯一覧
以下は、2代目フィットGE系・フィットハイブリッドGP1/GP4で特に注意したい警告灯です。年式、グレード、装備によって表示されるマークや名称が異なる場合があります。正確な表示は、車両に付属している取扱説明書でも確認してください。
| 警告灯・表示灯 | 色 | 意味 | 危険度 | 対応の目安 |
|---|---|---|---|---|
| ブレーキ警告灯 | 赤 | パーキングブレーキ作動、ブレーキ液不足、ブレーキ系統異常 | 高 | 解除後も消えない場合は停車して相談 |
| 油圧警告灯 | 赤 | エンジンオイルの油圧低下 | 高 | すぐ安全な場所に停車し、エンジン停止 |
| 充電警告灯 | 赤 | 12V系統が充電されていない | 高 | 安全な場所に停車し、早急に点検 |
| 高水温警告灯 | 赤 | 冷却水温の異常上昇 | 高 | オーバーヒートの可能性。自走を避ける |
| SRSエアバッグ警告灯 | 赤または黄 | エアバッグ・プリテンショナー系統の異常 | 中〜高 | 早めに点検。車検にも影響する可能性あり |
| PGM-FI警告灯 / エンジン警告灯 | 黄 | エンジン制御、排気ガス制御系統の異常 | 中〜高 | 高速走行を避け、早めに点検 |
| IMAシステム警告灯 | 黄 | IMAハイブリッドシステム異常 | 中〜高 | GP1では特に注意。早急に診断 |
| ABS警告灯 | 黄 | ABSの異常 | 中 | 通常ブレーキは効くことが多いが、ABSは作動しない |
| VSA警告灯 | 黄 | 横滑り防止装置の異常または作動 | 中 | 消えない場合は点検 |
| EPS警告灯 | 黄 | 電動パワーステアリング異常 | 中〜高 | ハンドルが重くなる可能性。再始動後も消えなければ点検 |
| 燃料残量警告灯 | 黄 | 燃料残量が少ない | 低 | 早めに給油 |
| スマートキー警告灯 | 黄 | キー電池切れ、キー認識不良など | 低〜中 | キー電池交換、予備キー確認 |
| 低水温表示灯 | 青 | 冷却水温が低い | 低 | 始動直後なら正常。暖機後に消える |
| ECON表示灯・アンビエントメーター | 緑・青系 | 省燃費運転やECON状態の表示 | 低 | 故障ではなく状態表示 |
赤い警告灯は安全な場所に停車して確認
赤い警告灯が点いた場合、まず安全を優先してください。特に注意したいのは、油圧警告灯、充電警告灯、ブレーキ警告灯、高水温警告灯です。
油圧警告灯
油圧警告灯は、エンジンオイルの油圧が低下していることを示します。この状態で走り続けると、エンジン内部の潤滑が不足し、エンジンの焼き付きや重大な損傷につながるおそれがあります。
近くの整備工場まで少しだけ走る、という判断も危険です。安全な場所に停車し、エンジンを止め、オイル量を確認してください。オイル量が足りない、異音がする、警告灯が消えない場合は、自走せずロードサービスや整備工場に相談するべきです。
充電警告灯
充電警告灯は、12Vバッテリーが充電されていない状態を示します。ガソリン車であればオルタネーターやベルト、バッテリー系統が疑われます。
ただし、フィットハイブリッドGP1では少し事情が違います。GP1はIMAシステムを使っており、12V補機バッテリーの充電もIMA系統やDC-DCコンバーターが関係します。
充電警告灯とIMA警告灯が絡む場合、単なる補機バッテリー交換だけでは済まない可能性があります。充電警告灯が点いたまま走ると、やがて12V電源が尽き、パワステ、燃料ポンプ、点火系、ライト、メーター類などに影響が出る可能性があります。
ブレーキ警告灯
ブレーキ警告灯は、パーキングブレーキの戻し忘れでも点灯します。まずは、パーキングブレーキが解除されているか確認してください。
解除しても消えない場合は注意が必要です。ブレーキフルード不足、ブレーキ系統の異常、ABSとの連動などが考えられます。
ブレーキ警告灯とABS警告灯が同時に点灯している場合は、制動時の安定性に問題が出る可能性があります。高速走行や急ブレーキは避け、早めに整備工場へ相談してください。
高水温警告灯
赤い高水温警告灯は、エンジン冷却水温が異常に高くなっているサインです。オーバーヒートの可能性があります。
この状態で走り続けると、エンジン本体に大きなダメージが出ることがあります。冷却水漏れ、ラジエーターファン不良、サーモスタット不良、ウォーターポンプ不良などが原因になることがあります。
黄色い警告灯は「早めに点検」のサイン
黄色やオレンジの警告灯は、赤い警告灯ほど緊急度が高くないこともあります。ただし、放置してよいわけではありません。
フィットで特に注意したい黄色の警告灯は、エンジン警告灯、IMAシステム警告灯、ABS警告灯、VSA警告灯、EPS警告灯、SRSエアバッグ警告灯です。
エンジン警告灯は、エンジン制御や排気ガス制御の異常を知らせます。点灯しているだけならすぐ走行不能になるとは限りませんが、点滅している場合は失火などの可能性があり、触媒やエンジンを傷めるおそれがあります。
ABS警告灯は、急ブレーキ時のタイヤロックを防ぐABSに異常があることを知らせます。通常のブレーキ性能は残ることが多いですが、ABSは作動しない可能性があります。
VSA警告灯は横滑り防止やブレーキアシストなどの機能に異常がある可能性を示します。バッテリーを外した後や交換後、システム初期化中として一時的に点くこともあります。
EPS警告灯は、電動パワーステアリングの異常を知らせます。点灯すると、ハンドルが急に重くなることがあります。安全な場所に停車し、再始動しても消えない場合は整備工場へ相談してください。
フィットで警告灯が複数点灯・3つ点灯する主な原因
フィットでよくあるのが、警告灯の複数点灯です。
検索でも、フィット 警告灯 複数、フィット 警告灯 3つ、フィット 警告灯 全点灯といった悩みが多いです。
複数点灯した場合、原因は大きく5つに分けられます。

原因1:エンジン始動前の全点灯チェック
キーをONにした直後や、スタートスイッチをONにした直後は、メーター内の警告灯が一斉に点灯します。これは警告灯の球切れや表示異常を確認するためのチェックです。
エンジン始動後、または数秒後に消えれば正常です。中古車を見に行く時も、始動前に警告灯が点かない車は、警告灯が正常に作動していない可能性があります。
原因2:12V補機バッテリーの電圧低下
複数点灯で疑いやすいのが、12V補機バッテリーの電圧低下です。
フィットハイブリッドGP1にも、通常の12V補機バッテリーがあります。このバッテリーが弱ると、各コンピューターや制御ユニットが正常に起動できず、ABS、VSA、EPS、エンジン警告灯などがまとめて点灯することがあります。
特に、セルの回りが弱い、始動時にメーター表示が不安定、しばらく乗っていなかった、バッテリー交換歴が不明、3年以上交換していない、ジャンプスタート後に警告灯が残った、寒い日に症状が出やすい場合は疑います。
ただし、バッテリー交換で必ず直るわけではありません。発電・充電系統、DC-DCコンバーター、車輪速センサー、配線、ECU側の異常でも似た症状が出ることがあります。
原因3:車輪速センサーの異常
ABS、VSA、EPSなどが同時に点く場合、車輪速センサーの異常も考えられます。
車輪速センサーは、各タイヤの回転速度を検知する部品です。この情報は、ABSやVSAなど複数のシステムで使われます。
そのため、1つの車輪速センサーが故障しただけでも、ABS警告灯、VSA警告灯、EPS警告灯などが連動して点灯することがあります。
原因4:バッテリー交換後・整備後の初期化
バッテリー交換後や、補機バッテリーを外した後に、VSAやEPSなどの警告灯が点くことがあります。これは、システム初期化中の可能性があります。
しばらく走行して消える場合もありますが、消えない場合は点検が必要です。整備後に警告灯が点いたからといって、自分で無理にリセットしないことが大切です。
原因5:IMAハイブリッドシステムの異常
フィットハイブリッドGP1で特に注意したいのが、IMAシステム警告灯です。
IMA警告灯が点いた場合、駆動用IMAバッテリーの劣化、IPU冷却ファンの異常、ヒューズ切れ、DC-DCコンバーター異常、インバーター系統の異常、12V補機バッテリー電圧低下、配線・センサー系統の異常などが考えられます。
IMA警告灯=即・駆動用バッテリー交換ではありません。しかし、自己判断ではなく、Honda販売店やハイブリッド車に対応できる整備工場で診断を受けるべきです。
GP1のIMA警告灯は特に注意
フィットハイブリッドGP1の記事で最も重要なのは、IMA警告灯です。
GP1は、エンジン主体のマイルドハイブリッドです。そのため、IMA系統に異常が出ても、状況によってはエンジンだけで走れるように感じることがあります。
しかし、ここで油断してはいけません。
GP1では、IMA系統が12V補機バッテリーへの充電にも関係します。IMA系統やDC-DCコンバーターの異常で12V側への充電が止まると、最初は走れても、12V電源が減っていきます。
その結果、複数の警告灯が点灯する、パワーステアリングが効きにくくなる、メーター表示が不安定になる、エンジンが停止する、再始動できなくなるといったトラブルにつながる可能性があります。
つまり、IMA警告灯は「まだ走れるから大丈夫」と判断しない方がいい警告灯です。

IMA警告灯が点いた時に高額修理と決めつけない
IMA警告灯が点くと、多くの人が「ハイブリッドバッテリー交換で数十万円かかるのでは?」と不安になると思います。
たしかに、駆動用バッテリー交換になると高額になる可能性があります。ただし、IMA警告灯の原因は駆動用バッテリー本体だけではありません。
IPU冷却ファン、ヒューズ切れ、12V補機バッテリー電圧低下、DC-DCコンバーター系統、インバーター系統、センサー・配線の異常なども考えられます。
冷却ファンやヒューズなどの原因であれば、駆動用バッテリー交換より安く済む可能性もあります。一方で、冷却ファンが止まったまま放置すると、駆動用バッテリーが熱で傷み、結果的に高額修理につながることもあります。
IMA警告灯は、すぐ絶望する必要はないが、放置してはいけない警告灯です。点灯したら、まず診断です。
12V補機バッテリーと駆動用IMAバッテリーは別物
フィットハイブリッドGP1には、大きく分けて2種類のバッテリーがあります。
| 種類 | 役割 | 費用感 | 関係する警告灯 |
|---|---|---|---|
| 12V補機バッテリー | 電装品・制御系の電源 | 数千円〜2万円台が多い | 充電、EPS、ABS、VSAなど |
| 駆動用IMAバッテリー | モーターアシスト・回生用 | 10万円以上になることもある | IMA警告灯など |
混同しやすいですが、この2つは別物です。「バッテリーが弱い」と言われた時、それが12V補機バッテリーなのか、駆動用IMAバッテリーなのかで、修理費用の桁が変わります。
警告灯の「消し方」を探す前に知っておくべきこと
「フィット 警告灯 消し方」と検索する人も多いと思います。
ただし、警告灯は基本的に消すものではなく、原因を確認するものです。
シートベルト警告灯、燃料残量警告灯、半ドア警告灯、VSA OFF表示灯、スマートキー警告灯など、自分で対処できるものもあります。
一方で、エンジン警告灯、IMA警告灯、ABS警告灯、VSA警告灯、EPS警告灯、SRSエアバッグ警告灯、充電警告灯、ブレーキ警告灯、油圧警告灯、高水温警告灯は、自己流で消すべきではありません。
バッテリー端子を外したり、安いOBD2診断機でエラーコードを消したりすると、メーター上の警告灯が一時的に消えることはあります。しかし、それは故障が直ったという意味ではありません。
原因が残っていれば、しばらく走った後に再点灯します。さらに、警告灯が点いた時の故障コードやデータが消えてしまい、整備工場で原因を追いにくくなることもあります。
警告灯が点いたまま車検は通る?
警告灯が点いたまま車検に通るかも、気になるところです。
結論として、エアバッグ、ブレーキ、ABS、エンジン警告灯などが点いたままでは、車検で問題になる可能性が高いです。「走れるから大丈夫」ではなく、車検前に診断・修理しておくべきです。
なお、2024年10月からOBD検査が始まっていますが、国土交通省によると、OBD検査の対象は令和3年10月1日以降の新型車などです。
2010年発売のフィットハイブリッドGP1は、このOBD検査そのものの対象ではありません。ただし、OBD検査の対象外だからといって、警告灯が点いたままでも問題ないという意味ではありません。
フィットハイブリッドGP1を中古で見る時の警告灯チェック
GP1を中古で買う時は、警告灯チェックがかなり重要です。特に安い個体ほど、警告灯の有無はしっかり確認した方がいいです。
見るべきポイントは以下です。
- 始動前に警告灯が一度点くか
- 始動後に警告灯が消えるか
- IMA警告灯が点いていないか
- 12V補機バッテリーの交換履歴
- 整備記録簿を見る
警告灯が消えていても、過去にIMA、ABS、VSA、EPS、エンジン警告灯の点灯歴があった可能性があります。
整備記録簿では、12V補機バッテリー交換、IMA関連点検、IPU冷却ファン交換、駆動用バッテリー交換、ABSセンサー交換、VSA関連修理、EPS関連修理、エンジン警告灯の診断履歴などを確認してください。
複数点灯した時の対処フロー
フィットで警告灯が複数点灯した場合は、以下の順番で確認すると冷静に判断しやすいです。

1. まず安全な場所に停車する
走行中に突然複数の警告灯が点いたら、まず安全な場所に寄せます。高速道路や交通量の多い道路では、無理にボンネットを開けたりせず、安全確保を優先してください。
2. 赤い警告灯があるか確認する
赤い警告灯がある場合は、慎重に判断します。特に、油圧、充電、高水温、ブレーキは危険度が高いです。
3. 警告灯の組み合わせを見る
代表的な組み合わせは以下です。
| 点灯パターン | 考えられる原因 | 対応 |
|---|---|---|
| ABS+VSA | 車輪速センサー、ABS/VSA系統 | 診断機で確認 |
| ABS+VSA+EPS | 車輪速センサー、12V電圧低下、連動エラー | バッテリー電圧とDTC確認 |
| IMA+エンジン警告灯 | IMA系統、駆動用バッテリー、冷却ファンなど | Honda販売店または対応工場で診断 |
| IMA+充電警告灯 | DC-DC、IMA系統、12V充電停止リスク | 自走を避け、ロードサービスも検討 |
| 充電警告灯+複数警告灯 | 12V電源低下、充電系異常 | 安全な場所に停車し相談 |
| バッテリー交換後のVSA点灯 | 初期化中の可能性 | 走行後も消えなければ点検 |
4. メーターの写真を撮る
整備工場へ相談する前に、メーターの写真を撮っておくと役立ちます。いつ点いたか、始動直後か走行中か、雨の日か、バッテリー交換直後か、最近整備した箇所、ハンドルが重いか、ブレーキに違和感があるかなどもメモしてください。
5. 自己流で消さず、診断してもらう
警告灯が消えても、原因が消えたとは限りません。再点灯する場合や、複数点灯する場合は、診断機で故障コードを読んでもらうのが安全です。
よくある質問
フィットの警告灯が3つ点灯したら、すぐ廃車ですか?
すぐ廃車と決める必要はありません。ABS、VSA、EPSの同時点灯などは、車輪速センサーや12V補機バッテリー電圧低下が原因のこともあります。
ただし、充電警告灯、油圧警告灯、ブレーキ警告灯、高水温警告灯、IMA警告灯が絡む場合は慎重に判断してください。
黄色の警告灯なら走っても大丈夫ですか?
「黄色なら大丈夫」とは言えません。黄色は、早めの点検が必要なサインです。
ABS、VSA、EPS、IMA、エンジン警告灯などは、安全装置や制御系の異常を知らせている可能性があります。
IMA警告灯が点いたら駆動用バッテリー交換ですか?
必ずしもそうではありません。駆動用バッテリーの劣化も考えられますが、IPU冷却ファン、ヒューズ、12V補機バッテリー、DC-DC、インバーター、配線なども原因になります。
高額修理と決めつける前に診断が必要です。
警告灯が一度消えたら修理しなくていいですか?
一時的に消えても、原因が解決したとは限りません。再点灯する場合や、複数の警告灯が絡む場合は、診断機で故障コードを確認してもらうべきです。
GP1の記事なのに、GP5やe:HEVの情報を見てもいいですか?
参考程度ならよいですが、そのまま当てはめない方が安全です。GP1はIMA、GP5はi-DCD、現行系はe:HEVです。
まとめ|フィットの警告灯は「消す」より「原因を確認する」
フィットの警告灯が点いたら、まず色と組み合わせを見てください。
赤い警告灯は、安全な場所に停車して確認するべきサインです。油圧、充電、高水温、ブレーキは特に注意してください。
黄色の警告灯は、すぐに走行不能になるとは限りませんが、放置してよいサインではありません。ABS、VSA、EPS、エンジン警告灯、IMA警告灯は早めに点検が必要です。
フィットで警告灯が複数点灯する場合、12V補機バッテリーの電圧低下、車輪速センサー、ABS/VSA/EPS系統の連動、バッテリー交換後の初期化、IMA系統の異常などが考えられます。
特にフィットハイブリッドGP1では、IMA警告灯を軽く見ない方がいいです。IMA警告灯は、即・駆動用バッテリー交換とは限りません。しかし、12V充電や走行不能に関係する可能性があるため、自己判断で走り続けるのは避けるべきです。
警告灯は、無理に消すものではありません。大切なのは、なぜ点いたのかを確認することです。
メーターの写真を撮り、点灯した状況をメモし、整備工場やHonda販売店に相談する。これが一番安全で、結果的に修理費を抑える判断にもつながります。
